何回か日本の結婚式に参加したことがある人なら、だいたいの流れは読めてしまうし、場合によっては飽きてしまうというのも正直なところ。
しかし、それは日本で行われる結婚式だから。
国が違えば文化も違います。
韓国の結婚式に初めてお呼ばれしましたが、服装、ご祝儀、(結婚式にかかる)時間などすべてが日本と違いました!
お隣の国、韓国の結婚式の結婚式は日本との文化の違いがあり、興味深かったです。
韓国の結婚式に参列した感想
韓国の結婚式は一言で言うと、超合理的且つスピーディー!!!
ご祝儀も日本の場合と比べると少額ですむし、女性の参列者は美容院に行ってヘアアレンジすることもなく、華やかなドレスを着る必要もなく、キレイめの普段着で大丈夫なので個人的には気軽に参加できました。
時間も長くみて1時間程度なので休みをまるまる空ける必要なし。
なんなら結婚式のハシゴもできそうです。
ただし、結婚式がスピーディー過ぎて印象に残らないというデメリットもありますけどね・・・(笑)
服装
韓国ではあくまで主役は新郎新婦のため、関係性などケースバイケースではありますが
ゲストは男女ともに過度に目立たないようなカジュアルめの服装でOKなようです。
男性はきっちり見せるならスーツやジャケットのようですが、こだわらない場合もう少しくずた服装でも問題なさそうですよ。
日本で結婚式にお呼ばれすると一般的な服装は女性はドレスですし、美容院でヘアセットする人も多いと思います。
私も最初は「ドレスかな?」と思っていましたが、韓国人の友だちに「日本の結婚式のようなドレスを着たら浮くよ!」と釘をさされたため、普段着るような深緑のワンピースに変更しました。
実際に参列してみて、日本の結婚式用のドレスを着なくて正解でした。
余談ですが、本当に散歩に行くような格好の韓国のおばちゃんがいました(笑)
招待状
日本では結婚式に招待されたら、出席か欠席かをはがきなどで返信するのが普通です。
しかし、韓国では招待状に返信する必要がないのだとか。
最近は、モバイル招待状も人気だそうです。
日本式の封書での招待状を礼儀と捉えるか、韓国の手軽なお誘いを合理的と捉えるか意見が分かれそうですね。
ご祝儀
「友達や同僚の場合、3万ウォン・5万ウォンで奇数の金額を包みます」(コネスト記事参照)
ご祝儀を奇数で包むのは日本と同じですね。
ただ、ご祝儀の額が全然違います。日本の場合友達や同僚の場合は3万円が相場ですね。
3万円は高いと思いませんか??
私は過去にこのご祝儀の3万円が出せなくて(いや、正直に言うと出したくないと思った(笑))断った結婚式もあります。
引き出物いらないから、安くして・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか。(;^ω^)
結論。私は韓国式のご祝儀に賛成です。
ちなみに、日本ではきれいなご祝儀袋にお祝いを包みますが、あれも1回きりなのでもったいないと感じています。
韓国の式場では芳名のところで「ご祝儀袋をください」と言えば白地に「祝結婚」と書いてあるシンプルなご祝儀袋をもらえました。
日本のご祝儀袋はもはや芸術ですが、ほとんどがその場でしか使われないものなので韓国式のシンプルなご祝儀袋でいいというのが私の意見です。
同伴者OK
韓国の結婚式は同伴者OKと聞いていたので、韓国人の友だちと一緒に行きました。
気軽に参加できるのはいいですね。
結婚式の時間
日本で結婚式にお呼ばれすると披露宴に3時間程度、披露宴の前の式に参加したり披露宴後の2次会に参加するとなるとそれこそ1日かかります。
もちろん親しい友達の結婚式ならそれも楽しいのですが、たいして親しくない義理参加の結婚式の場合はちょっと憂鬱になるほど長いと思いませんか?
その点、韓国式はめちゃくちゃスピーディーです。
韓国人の友だちから「韓国の結婚式は短くて30分、長くて1時間くらいかな」と言われ半信半疑でしたが、これは本当です。
私の友だちの式も30分くらいで終わり、その後の写真撮影で30分くらいでした。
結婚式のスタート
日本でスタンダードな結婚式のスタートと言えばチャペル式の場合、新郎入場→新婦とお父さん入場と一般的になると思いますが、ここは韓国。
式のスタートは両家のお母様が手を取り合って入場します。
(その後は新郎、新婦と父というのは一緒でした)
お母様からのスタートは日本人的には違和感がありましたが韓国では普通のようです。
面白いですね。
結婚式の席次
日本では参列者の席はあらかじめ決まっておりますが、韓国はゲストの席は決まっていません。(新郎側、新婦側というのはある)
私が何より驚いたのは両家のお父様・お母様は一番前列で式を見守るということ!!
日本で親族は後ろに座るのが常識なのでこれはびっくりしました( ゚Д゚)
韓国で式を挙げた日韓夫婦(妻:日本人)のほかに私には日本で式を挙げた日韓夫婦(妻:韓国人)がいるのですが、日本で式を挙げた韓国人の友だちは「両親がはるばる日本まで結婚式に来るのに席が末席なんて!!」と日本人の旦那さんと喧嘩になったそうです(笑)
(結局は彼女の両親は前のほうに座ったらしい)
国が違えば、結婚式の常識も変わるなと思った出来事でした。
結婚式のごはんはブッフェ形式
韓国では芳名のときに食券がいただけるので結婚式が終わると食堂に移動してブッフェ形式のご飯をたべるというのが普通のようです。
私が行った結婚式場は大衆食堂みたいな雰囲気でカジュアルでした。
どこに座っても大丈夫でブッフェなので多種多様な食べ物を好きなだけ食べられます。
その間、新郎新婦が挨拶にまわってきて参列者に挨拶をしていました。
日本でホテルや結婚式場で結婚式が行われるとき、ゲストは用意されたコース料理を食べるのが普通なので大きく違う文化ですね。
まとめ
隣の国と言えども結婚式の服装、マナーやしきたりはそれぞれで初めての韓国式の結婚式は驚きがたくさんありました。
個人的には韓国式と日本式の折衷案のような結婚式が理想だと思いましたが、皆さんはどう思われますか。
この記事が何かのお役にたてると幸いです。